40代になり働き方を見直そうと思ったら読む記事

40代の転職事情 は2020年度に厚生労働省が行った調査によると、40歳~44歳の男性の離職率は6.7%、女性は11.8%、45~49歳の男性の離職率は6.6%、女性は10.7%と公表されており、20代~30代よりも離職率は低いものの何らかの理由で仕事を辞める40代の方はいます。
基本的には、転職に年齢制限はありません。 最終的に雇用するかどうかは企業が決めるため、転職に向けたアクションはいくつになっても起こせます。 明確に「〇〇歳まで」と雇用条件で示されていなければ、採用してもらえる可能性は大いにあります。 「転職は35歳まで」とよく言われますが、実際にはそうでもありません。
この記事では40代からの転職について特集していきます。


40代での転職者に企業が期待すること、求められるスキル・経験は?
40代に求める要素は、当然ながら企業によって異なりますが、大まかには次のようなスキル・経験を求める傾向が見られます。これらのうち、自身が強みとするものを軸として求人選び・アピールをすれば、成功率が高まるでしょう。

専門性(特定分野での深い知見と実績)
マネジメント経験(部下を指導・育成する力、チームで成果を挙げる力)
課題を発見し、解決する企画・提案力
事業や組織の変革、新規事業の立ち上げなどのプロジェクトで、組織全体に高い影響力を発揮してきた経験
また、経験が豊富であるからこそ、次のようなスタンスを持っているかどうかも重視されます。

新しい環境や人間関係になじむ柔軟性
過去の成功体験に固執しない謙虚さ
通用しなくなった知識・スキルを捨て、新たな知識・スキルを学ぶ「アンラーニング」の姿勢

40代で未経験・異業界・異職種・資格なしの転職はできる?

40代で異業界・異職種に転職を果たしているケースは多数あります。業界や職種は「未経験」であっても、これまで培った経験・スキルを転用することで実現可能です。40代の方が業界・職種ともに未経験の分野に転職した事例には次のようなものがあります。

コンサルティングファーム経営コンサルタント → 事業会社の経営企画職
IT企業のエンジニア/プロジェクトマネジャー → Web企業のカスタマーサクセス
生損保企業の営業マネジャー → コールセンターのSV(スーパーバイザー)
また、中途採用においては何よりも「実務経験」が求められるため、「資格」の有無はほとんどの場合、重視されません(士業などの業務独占資格は除く)。

近年は、終身雇用よりも成果報酬型を取り入れる企業も増えるなど、雇用環境が大きく変化しています。それに伴い、現役世代の転職に対する考え方にも、変化が見られるようになりました。
転職活動のポイントを押さえて、40代の転職活動を成功させるための参考にして下さい。