面接やだなと思ったら読む記事

面接では答えにくい質問を聞かれる場合があります。内容は業界によって異なり、採用企業が候補者のことを深く知ることを目的としていますが、このような質問には、いくつか共通の質問があります。
この記事では、採用企業が答えにくい質問を聞く理由や、候補者の答えの中からどんな情報を得ようとしているのか、答えにくい質問の例と回答例もあわせてご紹介します。

採用企業が答えにくい質問をする理由はいくつかあります。まず、採用の成否を決める上で判断材料となる要素を確認したいからです。たとえば、自己紹介をお願いしますと面接で聞かれることがあります。簡潔にわかりやすく自己紹介するのは難しいですが、採用企業にとっては採用を判断する上で貴重な情報です。

あなたの強みや長所を教えてください
自己紹介の後に以上のような質問がされる場合があります。やはりこちらも簡潔かつわかりやすく回答します。大切なのは「客観的に自分を見られているかどうか」です。ただ思い込みではなく、「自分の長所は●●です。なぜなら…」というように、理由を理論的に説明しましょう。また、長所をどのように応募先企業で活かせるかを説明できると評価が高くなる可能性があります。

志望動機

志望動機を聞かれるのは、新卒採用の面接と同様です。「なぜ応募先を志望するのか」を理論的に説明しましょう。

Q13:志望動機をお聞かせください
Q14:なぜ当社を志望されたのですか?

志望動機の聞き方としては以下のようなパターンも想定されます。

Q15:他の企業ではダメなのですか?

「なぜその業種を志望したのか」そして「数多くある企業の中で、なぜ応募先を選んだのか」を説明しましょう。

また、以下のように質問をされるケースもあります。

Q16:●●さんが感じた当社のよさを教えてください
Q17:当社の理念についてどのようにお考えですか?
Q18:当社のビジョンはご存知ですか?

上記のような質問は、事前に応募先の事業内容や経営方針を知らないと答えられません。また、志望動機全般に関しても、応募先について理解を深めれば、「御社の●●という事業で私のスキルが活かせると感じて志望いたしました」というように説得力がある回答ができるようになります。事前に業界研究や応募先企業のリサーチは、怠らないようにしましょう。

質問の意図

自社の人事制度やキャリアパスが応募者の希望に合っているかどうか、中長期視点で成長していこうとする意欲があるかどうかを見極めようとしています。

回答例
「現職ではサイト制作、キャンペーン用のランディングページやバナーの制作を担当しています。よりクオリティにこだわり、ユーザーの行動を喚起できるよう、UI/UXのスキルを磨いていきたいと考えています。顧客折衝や他部署と連携する経験も積んで、いずれは企画のコンセプトから手がけるプロデューサーの役割も担っていきたいと思います」
回答のポイント

5年後・10年後など、一定期間を想定して「自分はどうなっていたいのか」「そのためにどのような経験が必要か」を想定しておきましょう。キャリアプランを語る際には、転職理由や志望動機として語ったことと一貫性があるかどうかも意識する必要があります。


面接での質問は一般的で予想できるものもありますが、驚くような質問が出る場合もあります。想定外の場面に備えて、できるだけ準備しておくことが重要です。いくつか例を用意し、過去にどんな想定外の質問があったか、業界内の知人に尋ねてみて参考にしてください。また、少し時間をもらって、よく考えてから答えるのも良いでしょう。