リバウンドと聞いて苦笑いが出たら読む記事

「食事制限ダイエットをしたらリバウンドした…」

「食事制限ダイエットをしているのに思うように痩せない」

この記事をご覧のみなさんは、このようにお悩みではないでしょうか。

先に答えを言うと、食事制限ダイエットは、ポイントを抑えて正しい方法で実践すれば、効果を実感できます。

しかし間違えたやり方で食事制限ダイエットをすると、リバウンドしやすくなるというデメリットもあります。

減量してもリバウンドする原因とは?

リバウンドしてしまう原因はいくつかあります。また、それらの原因が複合的に影響してリバウンドを招いている場合も。
無意識で行なっている生活習慣をひとつ改善するだけで、歯車がうまく回りだし、健康的に痩せられることもあります。何がリバウンドしやすくなるのか原因を理解して、正しい減量法を身につけましょう。

リバウンドしやすいNG例
・過度な食事制限
急激に食事の量を減らすと、食事の量を元に戻したとたんにリバウンドします。それは、体に備わる「ホメオスタシス」という、体の状態を一定に保持する働きによるものです。昔、人間が毎日十分な食事が摂れなかった時代に、体を「省エネモード」にすることで、食事が摂れなくても少ないエネルギーで体を維持しようとしました。
はじめは食事の量を減らすだけでどんどん体重が減っていても、ある時期を過ぎると停滞するのはそのせい。食事を通常の量に戻すと、省エネモードの体は〝また飢餓状態が訪れた時のために〟、ここぞとばかりに栄養を吸収して、脂肪としてエネルギーを蓄積します。これがリバウンドに。

我慢するダイエットは、3カ月間は続けられても、半年も続けることはできません。大半の人が1年以内に挫折して、元の体重以上にリバウンドします。

 しかし、それは決して気合や根性が足りなかったためではなく、人間の生理的現象による結果です。

 人の体は、摂取エネルギーが減少すると、それに応じて消費エネルギーを抑えるように体を変化させます。いわば、体がエコモードになり、代謝が抑えられて体温も下がってきます。一般的に、カロリー制限を開始した直後は体重が順調に減っていきますが、その後しばらくして体がエコモードになると、消費エネルギーが低下し、カロリー制限を継続しているにもかかわらず体重の減少が止まってしまいます。これがいわゆる停滞期です。

 一方で、摂取カロリーを抑えていると、摂取カロリーを増やそうとして食欲を亢進させ、脂肪を体内に蓄える作用を持つグレリンというホルモンが増加してきます。このグレリンの増加こそが、カロリー制限によるダイエットを挫折させ、元の体重以上にリバウンドさせる大きな原因なのです。