お肌の潤いを保ちたい時に読む記事

さまざまなトラブルを引き起こす、肌のうるおい不足。何をしても肌がかさついてしまう、原因がわからないなど、悩みを抱えていませんか?

今回は、肌のうるおい不足がもたらすトラブルや原因を解説するとともに、乾燥予防対策もご紹介します。できることから始めて、かさつき知らずのうるおい美肌を目指しましょう。

肌のうるおいは、皮脂や汗などが混じり合ってできる「皮脂膜」によってキープされています。皮脂膜は、紫外線などの外的刺激から肌を守り、内部のうるおいが逃げないように保つ、バリアのような役割を果たしています。

皮脂膜が適度にあればしっとりとなめらかな質感になりますが、不足するとさまざまな肌悩みが起きやすい状態に。うるおいを維持しにくい状態なので、肌のざらつきやひび割れ、キメの乱れが発生。バリア機能が低下するために、肌荒れも起きやすくなります。

さらにハリ・ツヤが低下し、乾燥が進むことでたるみやシワにつながる可能性もあるので、エイジング世代の方も要注意。また、不足したうるおいを補おうとして逆に皮脂が多くなるパターンもあり得ます。

すこやかな肌を目指すためには、うるおいが不足しないように気を付けることが大切です。


落としすぎないやさしい洗顔をする
洗顔のときに一番心掛けたいことは、皮脂を落としすぎず、やさしく洗うことです。

皮膚に備わっているバリア機能の説明で、角層の一番外側には、水分が外に逃げないように表面を覆っている皮脂膜があると紹介しました。皮脂が多過ぎると肌のテカリや化粧崩れの原因にもなりますが、本来は、顔の保湿力を保ってくれる重要な成分です。
洗顔の際に皮脂を落とし過ぎると、皮膚に備わっている「外からの刺激をブロックし、体内の水分量を正常に保つ」という機能が低下してしまいます。

洗顔後すぐに化粧水を使用する
洗顔後にすぐに保湿をする 洗顔後は肌の潤い成分が流れてしまっているため、通常よりも乾燥しやすくなっています。 そのため化粧水ですぐに肌に潤いを与えることが大切。 化粧水は500円玉程度の大きさを目安に手のひらにとり、手のひら全体で温めます。 その後手のひらで30秒ほど肌に押し当てて、肌に馴染ませるのがポイント。 また乾燥しやすい部位や髭剃りを行う口元などは、重ね塗りを行って入念に保湿しましょう。

バランスの良い食事を心がける

肌のターンオーバーの周期を整えるために、バランスの良い食事を心がけましょう。肌に必要な栄養が満たされていると、肌バリアが正常に働き、肌の調子が良くなります。

特に、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどを積極的に摂りましょう。たんぱく質は、肉や魚、卵や大豆類などに多く含まれていて、肌のハリや弾力を保つコラーゲンを生成する働きがあります。

野菜や果物などに多く含まれるビタミンやミネラルも、健やかな肌を保つために欠かせない栄養素です。さまざまな食材から必要な栄養を補い、美肌を目指しましょう。