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30代~40代:住宅・教育資金の準備、老後に向けた資産形成

30代~40代は、結婚し家庭を築くなかで、何かとまとまった費用が必要になることが多い年代です。家計管理と併せて、住宅や教育資金の準備を目的とする金融商品に関する知識を深めましょう。

また、40代からは、老後に向けた資産形成を検討する時期に入ります。公的年金にプラスして、iDeCo個人年金保険を活用して、年金資産を増やす方法について学んでみてもよいかもしれません。税負担の軽減メリットを受けながら、資産を積み立てることができます。

特に、60歳を迎えてすぐにiDeCoを受け取りたい方は、10年以上の加入期間が必要です。加入期間を確保するため、40代のうちに具体的な検討を始めてみてください。

50代~60代:リタイア後を見据えた資金計画

50代~60代は、そろそろリタイア後の生活設計について、考え始める年代です。退職時期や退職金の額を見据えつつ、年金の受け取り見込み額や受け取り方についての勉強を始めましょう。

退職金や企業年金確定拠出年金は、一時金で受け取るか年金で受け取るか、また受け取る順番によって税金のかかり方が異なります。

生活資金に不足が生じない範囲で、より有利な方法をシミュレーションしてみてください。公的年金の支給額を増やすため、支給開始年齢を遅らせることも検討する価値があるでしょう。

年金制度に関しては、2020年に成立した改正法が順次施行されています。定年後に働くことを見据え、加入要件や加入可能年齢が拡充されているものもあるため、最新の情報をインプットしておくことも重要です。

まとめ

お金の勉強は、お金に対する不安を解消し、よりよい生活を送るために欠かせないものです。勉強の範囲は幅広いため、まずは学びたい分野を選び、具体的な目的を定めて学んでみましょう。

なお、勉強する際は、知識をインプットしたうえで、実践を重ねると効果的です。実際に資産運用や、家計の分析やライフプランの作成等にもぜひ挑戦してみてください。お金に対する理解がより深まり、学んだことを自分のものにできます。